RME ADI-2 DAC FSの使用レビュー(その1)

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3月から始まった超PayPay祭のリターンに釣られて以前から狙っていたRME ADI-2 DAC FSをサウンドハウスで購入したのでレビューしてみます。

RMEとは

RME

RMEはドイツに本拠地を置き、放送局やレコーディングエンジニア向けに業務用音響機材を製造・販売している会社です。

RME ADI-2 DAC FSを選んだ理由

RME ADI-2 DAC FS

イヤホンでポータブルアンプやデジタルオーディオプレーヤー(DAP)に慣れ親しんでいる方はよくご存知と思いますが、DAC(Digital to Analog Converter)は多種多様なメーカーから膨大な数の製品が発売されています。(この中から1つを選ぶのがいかに大変かは価格.comをご覧いただければ分かると思います)

特に気になっていたのがiFi-Audio micro iDSD Signatureでしたが、同社製DACは以前使っていたことがあり、どうせなら他社製品の据置型をと思い、スペックや評価のバランスで決めたのがRME ADI-2 DAC FSでした。
冒頭で述べたとおりサウンドハウスで購入したわけですが、同社の連載コラム『初心者向け!「マスタークロックジェネレーター」について語りたい』に書かれている内容にかなり背中を押されました。

聞き専ならばRMEのADI-2 DAC(ADI-2 PROからオーディオインターフェイス機能を省略したもの)がおすすめです。高品質なADコンバーターやイコライザーも搭載されており、デジタルオーディオならこれ一つでいいです。

販売元のシンタックスジャパンの製品ページには次のようにあります。

独自のクロック技術であるSteadyClockは、レコーディングやPAなど数々の現場でプロフェッショナル・ユーザーから高い支持を獲得し、RMEの哲学である「色づけしない透明なサウンド」を実現する重要な技術です。<中略>内部クロックを使用した場合も外部クロックを使用した場合も同じ音質での再生が可能で、数多くのRMEデバイスでの長年に渡る動作実績により賞賛を得ているテクノロジーです。

DACの後は更にステップアップしてマスタークロックジェネレーターも追加しようと考えていたところでしたので、クロック精度の高いDACならばこれ一つで済むのでは?と考えたわけです。また、同社製品の多くが業務用としても導入されていること、更に保証が3年もある点が筆者としては決め手になりました。

クロック:デジタルミキサーやオーディオ・インターフェース、DAC(デジタル・オーディオ・コンバーター)などを組み合わせて使用するシステムでは、サンプリングされた音声のデジタル信号をやり取りすることになります。たとえば44.1kHzサンプリングであれば正確に1秒を44100回に分けて記録、再生することになります。この周波数を生み出すのがクロックです。(Digiland

購入〜開梱

サウンドハウスで購入

というわけで3月1日から始まった超PayPay祭の高リターンにも後押しされてサウンドハウスでADI-2 DAC FSを購入しました。
ソフトバンクとワイモバイルユーザー以外の方は、価格の10%がリターンされるサウンドハウスが最安(ポイント差し引き後の実質価格は¥115,200)かと思います。

なお、Yahoo!ショッピングやPayPayモールはリターンに対して付与上限額があります。他にも高額商品を購入している場合、当月のリターン額を細かく計算しないと「全然安くないじゃん!」という悲惨な結末が待っていますのでくれぐれもご注意を。

開梱の儀

注文翌日に届き、早速開梱の儀を執り行いました。

ADI-2 DAC FSの梱包

多少安い並行輸入品がヤフオク他でも売られていますが、筆者が購入したのは保証がしっかりついた正規品です。

ADI-2 DAC FSを開梱

保証書、ユーザーガイドほか、ステッカーも同梱されていました。

ADI-2 DAC FSの内容物

ハードウェアは本体、リモコン、アダプター、オプティカルケーブル、電源ケーブル。

緩衝材を外したところ

緩衝材を外したところ。

ADI-2 DAC FSのサイズはB5以下

本体サイズは215 x 52 x 150mm、B5サイズよりも小さく、高さはCDケース約5枚分。重さは1kg。

ADI-2 DAC FSの背面

背面。入力はUSB2.0(Type B)、SPDIFコアキシャル、同オプティカルの3種、出力はRCAとXLRの2種。

ADI-2 DAC FSの天板にはRMEのロゴ

天板にはメーカーのロゴが。

ゴム足は4つ

底面にはゴム足が4つ。

電源アダプターは簡易ロック機構付き

電源アダプターは簡易ロック機構付きで、それを示すためのシールが貼られています。

RaspberryPi 4Bと並べてみたところ

RaspberryPi 4Bと並べてみたところ。

RaspberryPi 4Bを載せてみたところ

RaspberryPi 4Bを載せてみるとこんな感じ。

電源投入後、エンコーダー周りは白く点灯

スタンバイ中は電源ボタンや中央のエンコーダー周りが赤く点灯しますが、電源投入後は白くなります。

長くなってしまったので次回へ続きます。
まだ購入してから数日しか経っていませんが、一聴してベールが剥がれたように感じました。本当に良いものを買ったと思っています。