Volumioにタッチパネルディスプレイをつけてみよう

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Volumio関連でご覧いただいている方が多いようですので、久々にVolumioネタを投下してみます。

Volumioにタッチパネルディスプレイをつけよう

Volumioにはディスプレイがない

Volumioは一般的なパソコンやノートパソコン、スマートフォンのようなディスプレイがありません。(この状態を「ヘッドレス」と言います)
ヘッドレスでは手元にデバイスがないと操作ができず若干不便なことがあります。
「iPadみたくVolumioもタッチパネルディスプレイだったらなあ」と思ったアナタ、それ簡単に作れちゃうんです。

ディスプレイがないなら付ければいいじゃない

ディスプレイを接続すると言っても20インチを超えるようなパソコン用は邪魔ですし、キーボードなどの入力デバイスも必要になります。これではスマートじゃないですよね。
そこで登場するのがRaspberry Pi用タッチパネルディスプレイです。
筆者は7インチのIPSパネルを購入しました。

このタッチパネルディスプレイをRaspberry Pi本体に接続してVolumioを操作するわけです。

IPSパネル:液晶パネルは、その駆動式によって大きく3種類に分けられ、TN(Twisted Nematic)方式、VA(Vertical Alignment)方式、IPS(IN-Plane-Switching)方式があります。IPS方式は、見る角度による輝度や色の変化が少ないため、正確な色表示が必要な市場で多く採用されています。(EIZO

動かすにはプラグインが必要

Volumioの場合、パソコンのようにUSBとHDMIケーブルを接続してすぐに使えるわけではなく、プラグインのインスールが必要です。

プラグインインスール前のタッチパネルディスプレイ

プラグインがない状態でディスプレイを接続しても黒い画面にテキストが並んでいるだけです。
プラグインのインストールはVolumioから行います。
※プラグインのインストール前にVolumio本体を最新版にしておきましょう。

Volumioのプラグイン「Touch Display」

プラグインページの「プラグインの検索」にある「Miscellanea」を押すと一番上に出てくる「Touch Display」が目的のプラグインです。
※当初、筆者は容量4GBのmicroSDカードを使っていましたが、インストール後にエラーが出て動きませんでした。16GBにしたところ問題なくインストール完了しました。

「Touch Display」のインスール中

「インストール」ボタンを押すだけですが、終了まで数分かかりますのでしばらく待ちましょう。(70%からが長いです)

「Touch Display」インスール完了

インストールが終わったら「Enable Plugin(プラグインを有効化する)」ボタンを押します。
基本的にはこれでタッチパネルディスプレイが利用できるようになります。

日本語フォントのインストール

日本語フォントが一部文字化けしている

そのままだとディスプレイに表示されるフォント(書体)が怪しげな中国語っぽかったり文字化けしているので、気になる方は日本語フォントをインストールしましょう。
なお日本語フォントのインストールをする前にSSHを有効にする必要があります。
Macの場合はTerminalを立ち上げてVolumioへSSHで接続後、以下のコマンドを入力します。(SSHを有効にする方法、VolumioへSSHで接続する方法も以前の記事にあります)

sudo apt-get install fonts-ipafont

これで日本語表示もバッチリです👍

日本語フォントをインスールすることで文字化けが解消

デメリット

ここまででVolumioのタッチパネルディスプレイはかなり魅力的に思えたのではないでしょうか?
残念ながらデメリットもいくつかあります。

反応が鈍い

非力なRaspberry PiをiPadやiPhoneと比べるのは酷ですが、やはり反応が鈍いのは気になります。
感覚的にワンテンポ遅れて動作する感じです。

タップ箇所判定が微妙

タップ判定が微妙で、ボタンをタップする時に「そっちじゃないのに」という場合がありました。特に曲の選択時は少しストレスを感じますね。
今回紹介したIPSパネルにはタッチペンも付属していますので、操作時はペンを使えばOKかも知れません。ただ筆者は面倒くさがりなのでペンは最初から使う気はありません😓

まとめ

iPadやiPhoneの方が快適に操作できるのは間違いありませんが、ガジェット好きやラズパイ用の小さなディスプレイが欲しい方は試してみる価値はあります。