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オーディオ、特にアナログを嗜んでいると必ず直面するのが音による振動。
今回は筆者が辿り着いたインシュレーターについて書いてみます。
ISO Acoustics ISO-PUCKに辿り着く
筆者が使用しているのはISO Acoustics ISO-PUCKのインシュレーターです。
コレで悩みのタネだったターンテーブルのハウリングと不快な低音残響から解放されました。
カナダに本社を置くIsoAcousticsは業界参入10年未満の若き会社
IsoAcoustics Inc.はカナダの会社で、五大湖の一つオンタリオ湖にほど近い場所に本社があります。
同社は2012年1月からオーディオ業界におけるアイソレーション製品の製造・販売を行い、業界参入からまだ10年も経っていないにも関わらず急成長を遂げ、現在では世界60カ国以上で販売されています。
同社製品は角度が変えられるスピーカースタンド「ISO-STAND」が有名ですね。
国内ではエレクトリが代理店になっています。
過酷な環境のDJブースでも
(画像はエレクトリより引用)
ISO Acoustics ISO-PUCKにした決め手はDJ用ターンテーブルのインシュレーターとしても薦められていたからです。
DJブースは大音量と観客のダンスで激しく揺れる環境にあります。そんな過酷な環境でも薦められるなら間違いないだろうと買ってみたのですが、これが大正解でした。
筆者の環境ではレコードの内容によってはカートリッジが激しくハウリングしていたのですが、ISO Acoustics ISO-PUCK導入後はピタッと収まりました。
後述しますがコレにたどり着くまでどれだけ試したことか。。。
悩みのタネだった振動と残響音
これが筆者のオーディオルームにおけるスピーカーとターンテーブルの配置です。
天板はナラ集成材で、厚みは30mm、幅は約3300mm、奥行は約650mm、床から900mmの位置にあります。ええ、言いたいことは分かります、板厚がすごく薄いんですよね。。。
🤨100kg以上の機材が載るのに、この厚みで大丈夫なのか?
と自宅建築前に何度も建築家と工務店に質問しましたが
👷♂️ナラは硬いし集成材なんで大丈夫です(キリッ
の一点張りでした。
結果、真ん中がたわんできたので天板下に自分で支柱を2本入れました。。。🤷♂️
また天板下にはプリアンプ、パワーアンプを載せたラックとDJ機材などを満載したテーブルを入れているので空きがありません。よって「スピーカーを床に置けばいいのでは?」という素朴な疑問は実現不可能なのです。
横に長い天板が振動板に?
スピーカーを幅のある天板に載せているため、これがちょっとした振動板になっていました。
左右のスピーカーの間にはターンテーブルも設置し、SME 3009のようなローマス・ハイコンプライアンス用アームも使っています。
音数の多いレコードをかけると、ただでさえ敏感なSME 3009とカートリッジがスピーカーの音と天板の振動をモロに拾って思いっきりハウリングしていました。
フローリングによる残響音
さらに自宅内はフローリングなので音の反響が強く、特に低音が強調されがちでした。 対策として防音カーペットを敷いたりしましたが効果はありませんでした。
試してみたインシュレーターたち
上段左からSPF材、黒檀ブロック、真鍮、中段左からクラムワークス静音ジェルパッド、耐震ジェル、AET VFE、下段左からカーボン、ハネナイト、ソルボセイン。
これらの様々なインシュレーターを試しましたが、音質改善には多少効果があってもいずれも振動には無力でした。
まとめ
随分色々と試してみたわけですが、「最初からコレにしておけば良かった。。。」と心底思いました。
筆者は最初にターンテーブル用として4個購入し、その効果を確かめた上でスピーカーにも使用しています。(合計12個使用中)
ISO Acoustics ISO-PUCKは2個1組で約¥7,000。12個6組だと約¥42,000にもなり、お世辞にも安いとは言えません。
しかし、本品の導入でリフォームなど大掛かりな工事をすることなく振動と残響音を解決出来たので、筆者にとっては安い出費だと思いました。
同じ悩みを抱えている方、検討してみる価値は十分にありますよ。
(なおISO-PUCKシリーズは3種類あり、それぞれ耐荷重が異なります。1個あたりの耐荷重はISO-PUCK miniが2.75kg、筆者が購入したISO-PUCKは9kg、ISO-PUCK 76は18kgです)
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