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ただでさえオーディオ機材が好きな筆者は接続するケーブルも非常に多く、ラック裏は常にケーブルだらけです。
今回はごちゃつくケーブルの整理について書いてみます。
ケーブル整理のコツ
グループ分けする
オーディオでもパソコンでもTVでもケーブルの整理はグループ分けすると後々楽です。
例えばオーディオなら
- ラインケーブル(RCAなど)
- 音声系ケーブル(スピーカーケーブルなど)
- 映像系ケーブル(HDMIなど)
- データ転送系(LAN・USBなど)
のようにしてやると機材入替え時にとても楽です。
※後述しますが電源ケーブルは束ねないようにしましょう。
まとめるツールを分ける
ケーブル整理用ツールにも様々な種類があります。
価格や強度、取り回し易さもそれぞれ違いますので、よく考えてから使い分けるとよいでしょう。
ケーブル整理用ツール
スパイラルチューブ
ケーブルの整理にはスパイラルチューブがとても便利です。
スパイラルチューブとは、電線、ケーブル、コードなどに巻きつけて保護、整理をするための道具です。煩雑になりがちなPC周り、電源周りの電線やケーブルをチューブで巻き込んで結束します。(モノタロウ)
スパイラルチューブは呼び方が統一されておらず、「スパイラルスリーブ」、「ケーブルマネージャー」などの名称でも売られています。
基本的には空洞になった螺旋状の樹脂で、主に複数のケーブルに巻きつけてまとめるものです。
樹脂なのでチューブが長すぎる場合はハサミで切ることも可能、巻きつけた後の見た目は非常にスマートになる一方、長いケーブルに巻きつける場合や外す際は手間がかかるデメリットがあります。
欲張って内径が細いスパイラルチューブに沢山のケーブルをまとめると柔軟性のないガッチガチなケーブルになり、取り回しがしにくくなりますので気をつけましょう。
ヘララップ
ヘララップはヘラマンタイトン社の商品の一つで、スパイラルチューブのように巻きつける必要がなく専用工具で取り付けて使うものです。
非常に簡単にケーブルを通すことが出来、取り外しも容易に出来るすぐれ物です。
比較的太いケーブルや本数が多い場合に便利です。ただし、今回取り上げた中では最も価格が高いです。
筆者はAmazonで購入した「なんちゃって」ヘララップを使って太めのスピーカーケーブルと複数組のラインケーブルをまとめています。
セルフラップスリーブ
スパイラルチューブとヘララップの中間のような存在。
使用可能温度範囲が-50〜125℃と非常に広く、クルマやバイクの配線用として使われています。
ポリエステルとPET繊維で出来ていますが、形状記憶繊維とでも言いますか名前の通り自分で巻き付いてくれます。
繊維ならではの柔軟性と伸縮性を併せ持ち、巻き付け、取り外しも簡単。
ただし価格がやや高めです。(筆者購入時、内径φ13mm、長さ1mのものが¥880でした)
結束バンド(タイラップ、インシュロック)
結束バンドも手軽に使えるものの一つです。
タイラップ、インシュロックなどを総称して結束バンドと言われます。
ちなみにインシュロック(INSULOK)は前出のヘラマンタイトン社のブランドです。
複数の配線ケーブルを1つにまとめたり、資材どうしを連結したり、建築や電気配線などの現場で使用されるベルト状のアイテムが結束バンドです。結束バンドの特長は手軽に使える上に、とても強度が高く、なおかつその種類も豊富ということ。加えて値段も手ごろでアイデア次第で様々な用途に活用できます。(ロイヤルホームセンター)
手軽な反面、手で切ることが出来ないためニッパーやカッターが必要です。
硬いケーブルや滅多に変更しないケーブルに使うなど使い分けた方がいいでしょうね。
筆者は長すぎるケーブルを円を描くようにまとめ、2箇所を結束バンドで固定しています。
これだけでも掃除をする時に持ち上げやすいし、かなりスッキリしますよ。
ビニタイ(ツイストタイ、ラップタイ)
電化製品を購入すると必ずと言っていいほど使われているビニタイ。
見たことがない人はいないでしょうし、これが最も一般的でしょうね。
ちなみに「ビニタイ」は共和の登録商標(登録番号 第712882号)です。
ビニ(VINY)には「植物のツル」という意味があります。しなやかでありながら添え木や支柱にしっかり巻きついて離れない「植物のツル」のイメージを「ひねって結ぶ」結束ヒモ(タイ)に重ね合わせ、結束タイ関連商品のブランドネームとして採用しました。(ビニタイ)
「ツイストタイ」、「ラップタイ」と呼ばれることもあります。
長さも様々あり、結ぶのも簡単ですが、結束バンドほど強度がないため、強く引っ張ったりすると解けてしまうことも。
一時的にまとめておく場合や保管の際に使うと良いかも知れません。
マジックテープ(マジックバンド、バンドテープ)
名前の通り、そのまんまマジックテープです。
テープ状で売られていますので、任意の長さに切って使うことが出来ます。
今回取り上げた中では最も強度がないですが、逆にUSBケーブルやノートパソコンの電源ケーブルなど、時々必要になるものはコレが便利でしょうね。
デメリットはテープに凹凸があるためめちゃくちゃホコリが付きやすいこと😓 ペットの毛もごっそりつきます。
電源ケーブルと延長ケーブルは束ねてはダメ
(画像は独立行政法人 製品評価技術基盤機構より引用)
いくら邪魔だからと言って電源ケーブルを束ねることだけは避けましょう。
特に短時間で大きな電力を使用する電子レンジ、電気ケトル、ドライヤー、アイロン、ホットプレートなどの電源ケーブルは熱を持ちやすいので、束ねると火災の危険にもなります。
まとめ
ケーブルをまとめるグッズも様々ありますね。
それぞれの特性をよく知った上で使うと見た目もキレイになるし掃除も楽ですよ。
今回紹介したものはほとんどが100均で入手可能です。(ヘララップは似たようなものがあるかも)
お近くのショップで探してみてください。