VolumioをRaspberry Pi4 Model B 4GBと同8GBで比べてみた

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Raspberry Pi4 Model B 8GB(以降、RPi4B)の在庫がアマゾンでも回復していたので同4GBとの違いを比べてみました。

結論:大差なし

いきなり結論です。
4GBと8GBでは大差ありません。
後述しますが一番期待していた起動速度も変わらず、わざわざ買う必要はなかったと後悔しています😭
これはあくまでVolumioとして利用する場合です。AI開発などでは2倍になったメモリの恩恵は大きいと思います。

外見

パッケージ

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まずはパッケージ。
どちらも素っ気なさすぎな紙のパッケージで、違いは4GBと8GBの文字だけ。

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ちなみに緩衝材や絶縁用内袋も一切なく、このパッケージに本体がポンと入っているだけです。

本体

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写真上が8GB、下が4GBです。
本体もパッと見では違いが分かりません。
強いて言えば基盤左下のパーツ配列が少し違う程度。

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基盤裏側の違いもほとんど分かりませんね。

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同じ金属ケースをつけてみると、全く違いが分かりません。(写真下の金属ケースに見える白い部分は冷却ファンにより付着したホコリ)

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先日入手したGPIO拡張ボードタイプの冷却ファンと愛用中のDAC(IQaudIO Pi-DAC+)をつけるとこんな感じ。
金属ケースがちょうどよい重さでRCAプラグを挿しても本体がコケないのが👍です。

スペック

Raspberry Pi 4 Model B 4GBと8GBの仕様の違いはメモリ容量のみです。

速度比較

前提条件

Volumioのバージョンは本記事執筆時点で最新の2.806、microSDカードは32GBで楽曲ファイルは全てNAS経由で有線LAN(1Gbps)を使って読み込ませています。
公正を期するためにRPi4B本体以外のDAC(IQaudIO Pi-DAC+)、冷却ファン、microSDカード、電源アダプター、LANケーブル、金属ケースは同じものを使用しています。

起動速度計測

アダプターの電源OFFの状態で、ONがスタートとして起動音が聞こえる始めるまでを3回ずつストップウォッチで計測しました。
結果は以下の通りでほとんど違いがありませんでした。

Volumioの起動速度計測
計測回 RPi4B 4GB(秒) RPi4B 8GB(秒)
1回目 42 43
2回目 41 43
3回目 44 42
平均 42.3 42.7

他に差はないのか?

最も期待していた起動速度に違いがなかったので、他に差はないのかと探してみましたが、強いて言えば次の2点くらいでした。

  • 8GBの方が若干アートワークの読み込み速度が速いかも
  • 4GBの方がほんの少しだけ高音の伸びがあるかも(DACも楽曲データも同じなのに)

RPi4B 4GBから8GBに買い替える必要なし

ほとんど差がない以上、Volumio専用機として使う方はRPi4B 4GBから8GBに買い替える必要は全く無いと断言出来ます。
初めてラズパイを購入するならRPi3B+かRPi4B 4GBで十分、AI開発など負荷のかかる作業も視野に入れるならRPi4B 8GBがベターかなという感じです。

ちなみに筆者が購入した8GBは2020年8月10日現在¥9,878、電源アダプターは¥1,139、金属ケースは¥1,799で合計¥12,816でした。
KSYでは8GBが¥9,020(税込/送料別)で販売中。送料込みで¥9,570でKSYの方が若干安いです。 (アマゾンは本記事執筆時点では第三者による販売ですので、時間が経てばアマゾン自身による販売も開始されて少し安くなると思います)