Hugoを選んだ3つの理由

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このサイトを立ち上げるため色々とCMS(コンテンツマネジメントシステム)を物色していました。

CMSと言えば最初に思いつくのが全世界のWebサイトの1/3で利用されているWordPress
Webデザイナーという仕事柄、WordPress案件も多いわけですが、そんなWordPressに疲れて代替CMSはないものかと辿り着いたのが静的サイトジェネレーターのひとつ「Hugo」でした。

どこがオーディオと関係あんの?という疑問はさておき、最初の記事としてHugoを選択した理由を書いてみようと思います。

Hugoを選んだ理由

速い
ビルド速度が他のツールと比べて爆速。
ブラウザのレンダリングも快適。
安い
Netlifyでビルドとホスティングが出来るので、レンタルサーバーが不要。
独自ドメインにこだわらなければ経費ゼロで運用も可能。
お手軽
コアとテンプレートが他言語で書かれたものが多い静的サイトジェネレーターの中で、Hugoはひとつのプログラミング言語のみで構成されているので学習コストや実際運用までの時間が短くて済む。

以上3つがHugoを選んだ理由です。

HugoはGoogleによって設計されたプログラミング言語「Go」で出来ています。
静的サイトジェネレーターはJavaScriptフレームワークをベースにしたものが多く、他で触る機会があるので、どうせならちょっと違うGoを使ってみようと思ったわけです。
techcareer magazineによると、Goは将来性もまあまあのようですし😁

WordPressを選ばなかった理由

遅い
アクセスがあってからDBへ問い合わせてHTML表示するためレンダリングが遅いんですよねえ。
高い
レンタルサーバー契約は不可欠。
より高速表示したい場合はWordPress専用サーバーなんてのもあります。
面倒くさい
本体のインストールからセットアップ、各種プラグインのインストール、アップデートなど、やること多すぎて面倒くさい。

WordPressはアップデートが頻繁にありますが、これは良く言えばセキュリティ意識が高い、悪く言えば脆弱性が多いとも言えます。
その他、細かな不具合も多く、メンテナンスに時間を取られ過ぎるため疲れるんです。

WordPress本体のアップデートは問題なくても、プラグインやテーマのエラーを引き起こすことが少なからずありました。
そのアップデート自体にバグがあり、自動更新に失敗するというケース(v4.9.3)や、PHPの最低必須バージョンの変更(v5.1)によるエラーなどもありました。

これらのエラーの度にメンテナンスをする必要があり、「簡単に更新出来る便利なツール」だったはずのWordPressが、いつしか「手間のかかる面倒くさいツール」へと印象が変わっていきました。

こんな状態ではちょっとなぁ…と思いはじめて代替ツールを探して辿り着いたのがHugoだったわけです。

次にそれぞれのメリットとデメリットを書いてみます。

Hugoのメリット、デメリット

Hugo

Hugoのメリット

セキュリティリスク、サーバーエラーがほぼゼロ
PHPやデータベースを扱わないためセキュリティリスクやサーバーエラーはほぼゼロ。
※厳密にはHTMLやJavaScriptにもセキュリティリスクはありますが、WordPressに比べればリスクは無いも同然です。
メンテナンス不要
WordPressのようにコアを持たないのでメンテナンスが不要。
表示が高速
その名の通り静的HTMLを生成するためブラウザの表示速度が速い。

Hugoのデメリット

非プログラマーにはハードルが高い
Hugoに限らず、静的サイトジェネレーター導入にはGitやTerminalの知識が不可欠。
基本、情報は英語のみ
WordPressのように公式サイトはマルチリンガル化されておらず、マニュアルも英語のみ。
ユーザー数もまだまだ少ないためノウハウやTipsも少ない。
UIがない
管理画面も投稿画面もなく、Markdownで書くのでとっつきにくい。

初めて静的サイトジェネレーターを触ったわけですが、正直かなりとっつきにくかったです。
Hugoは(Macの場合)Terminalでコマンドを打ち込んでインストールやビルドしていくので、はたから見るとプログラミングしているようにしか見えません。

Gitも慣れないうちは用語を覚えるのに精一杯。
面倒くさすぎて何度も途中で挫折しました。
マンガでわかるGitで基本を覚え、GitクライアントにSourcetreeを使うことでようやく何とか使えるようになりました。

ぶっちゃけWordPressでもHugoでも見ている人には関係ないので、どっちでもいいんですが、折角なので新しいことにチャレンジしてみようと重い腰を上げてみたわけです。

WordPressのメリット、デメリット

WordPress

WordPressのメリット

かゆいところに手が届く
テーマやプラグインが豊富なので大抵のものは探せば見つかる。
ユーザーが多いのでノウハウが多い
公式フォーラムや個人ブログなどでノウハウやTipsが広く公開されている。
UIが用意されている
管理画面や投稿画面にUI(ユーザーインターフェイス)があるので直感的に操作できる。

WordPressのデメリット

セキュリティリスクとエラーがつきまとう
データベースやPHPを扱うため常にセキュリティリスクがあり、頻繁なアップデートによる予想外のエラーも発生する。
プラグインの開発が止まってしまい、それがエラーを引き起こすことも。
メンテナンスが不可欠
PHP、テーマ、プラグイン等のアップデートを監視したり、発生した不具合のメンテナンス対応が不可欠。
表示が遅い
アクセスが発生してからデータベースに問い合わせてページをレンダリングするので表示速度が遅い。

と、まあそれぞれ特徴があり、無条件で静的サイトジェネレーターマンセー!!🙌とまでは行かないわけです。

静的サイトジェネレーターいろいろ

一口に静的サイトジェネレーターと言ってもいろいろありまして、StaticGenで一覧を見ることができます。
StaticGen

有名ドコロでは

などがあり、一長一短がある印象です。
こればかりは試して見るほかないので、ひとつずつインストールしながらHugoに落ち着いた感じです。

最後まで迷ったのがHexoでしたが、もともと台湾人のTommy Chen氏が開発したせいか中華圏のユーザーが多く、テーマも中国語のものが多いです。
Hexoは日本人ユーザーも多く日本語の情報も豊富ではありましたが、Goがちょっと面白そうなので結局Hugoを選びました。

いざ、Hugoでブログ運営

過去に8年間ほぼ毎日ブログを書いていた経験があるものの、その後は随分長いブランクがあるので、どこまで続けれるか分かりませんが、気楽にやっていこうと思います。