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Netflix、Huluなど、サブスクリプション系サービス全盛の昨今、いくつも契約している方も多いと思います。
今回はそれらのサービスを大画面で楽しめるAmazon Fire TV Stickを古いアンプに接続する方法について書いてみます。
そもそもアンプにHDMI端子がない
筆者が使用しているプリアンプ、McIntosh C26は1960年代にリリースされた製品です。
2002年に開発されたHDMI端子がついているはずもなく、このままでは接続すら不可能です。
C26以外でも、いわゆるAVアンプと呼ばれるもの以外には通常HDMI端子がついていません。
HDMIとは
HDMIとは
High-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェース)の略で、映像や音声などをデジタル信号で伝送する もので、これ1本で映像と音声を伝えることができます。
大昔のコンポジット端子は赤(R ch)・白(L ch)・黄(映像)の3本が必要でした。これが1本で済むのがHDMI。逆に言うと、古いアンプに接続するためにはHDMIを映像と音声に分ける必要があるわけです。
HDMI端子がないアンプにはHDMI分離機
そんな古いアンプを利用する筆者でもFire TV Stickを使い続けています。
その方法はHDMI分離機を使うことで解決できます。
これを
このように接続することで映像はHDMI経由でプロジェクター、音声はRCAケーブル経由でプリアンプへと分離することが可能です。
メリットとデメリット
メリット
メリットはHDMI端子のない古いアンプでも使えること。これに尽きますね。
特に筆者のようにビンテージ機材が好きで映像作品も見たい!という欲しがりさんには欠かせません。
大抵の分離機は5.1chを2chに変換出来ますから、この点も嬉しいところです。
分離機の機種によっては複数のHDMI機器に対応したものもあります。この場合、ハブが不要になり機材が一つ減らせます。
筆者も複数機器対応タイプを利用していて、Amazon Fire TV Stickとユニバーサルプレーヤー、Nintendo Switch、Macなどを接続するので助かっています。
ちなみにAmazon Fire TV Stickはスリムとは言え通常のHDMI端子より幅が広く、更に片方に電源アダプター口があります。(上の写真にもあるように「┤」型にスペースを取ります)設置の際はこの点を覚えておくと幸せになれるかも知れません。
デメリット
追加費用、電源が必要になることです。
特に電源はアダプター形式がほとんどなので電源タップの空き口に余裕が必要です。
分離機本体はコンパクトですから置き場所には困らないと思います。
あとは音質が変化する可能性があることくらいでしょうか。
残念ながらHDMI分離機のほとんどは安価な中国製で、音響機器メーカーによるものは皆無です。音質にこだわる方は素直に中級以上のAVアンプを購入するのが精神衛生上もよろしいかと思います。(その分、費用と設置場所が必要ですが)
この点において筆者は割り切って分離機を使っていますが、特に音質が酷いと思ったり故障もありません。