僕のオーディオ機材変遷(その1)

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オーディオへの興味の始まりは中学生の頃。
そこから深い深い沼へと足を踏み入れた最初の一歩について書いています。

はじめてのオーディオ

1980年代末、中学の頃、友人が使っていたKenwoodのコンポがやたらとカッコよく、これがオーディオへの最初の憧れでした。
自分にそんなものを買えるお金があるわけでもなく、両親にねだってAiwaのCDラジカセを手に入れるのが精一杯でした。

超ショボい機材でしたが、オールナイトニッポンを聞きながら高校、大学受験を過ごしたのはいい思い出です。
何だかんだで6年くらい使ったのかな。

はじめてのコンポ

Sansui 大学入学前、バイトで稼いだお金を握りしめて名古屋の大須へ。
バイト代のほぼ全てを注ぎ込んでSansuiのコンポを購入。
型番は忘れましたが、グレーメタリックの筐体でディスプレイ表示はオレンジ色だったと思います。
オレンジの暖かな色合いが好きでボーッと眺めていたことを思い出します。
チューナー、ダブルカセットデッキ、CDプレーヤー、アンプ、スピーカーの簡単なセットでしたが、大学生活を彩ってくれました。

はじめてのHi-Fiオーディオ

Thorens TD318MKIII 社会人になり、ようやくHi-Fiと言えるシステムを手に入れます。
ちなみにHi-FiとはHigh Fidelity(高忠実度、高再現性)の略、ノイズが少なく原音に忠実な再生出来るという意味です。

勤め先の上司がオーディオマニア、オーディオショップも勤務先から徒歩圏内にあったので予算と要望を伝え一緒に物色。
そこで選んだのは欧州系の組み合わせ。

  • スピーカー:B&W DM601
  • プリメインアンプ:Aura VA-50
  • CDプレーヤー:Aura CD-50
  • ターンテーブル:Thorens TD318 MKIII

Auraは見た目で選んだような気がします。
本格的なオーディオは、デカい、重い、高いと思い込んでいたので、Auraのようなスタイリッシュな外観と片手で持てるほどの重さのものがあることに驚きました。
コンポに比べればかなり高音質になったのは間違いありませんでしたが、今から考えても高音が尖りすぎなチョイスでした。

Thorens TD318 MKIIIは入門機ではあるものの、ベルトドライブ方式とフローティングサスペンションが採用されていました。
当時のマニュアルは英・独・仏語で日本語訳がなく設定に苦労しました。
ご多分に漏れず(?)、運搬時固定用兼・高さ調整用の白い樹脂製パーツを捨ててしまい、大きく後悔することに。
その後、約20年も使うとは思いもしませんでしたが。

はじめてのDJ

徐々にB&WとAuraのキツい高音が気になりはじめオーディオから距離を置き始めた頃、DJの友人が出来て感化され、ミキサーやTechnics SL-1200 MK5を購入。
B&WとAuraはほぼDJ用になりました。

  • Technics SL-1200 MK5 x 2(Ortofon Night Club E)
  • Vestax PMC-250

SL-1200はDJ御用達ですが、元々はオーディオ用として開発されたものを彼らが好んで使い始め、メーカーも彼らの意向を上手く汲んで製品に反映しながらバージョンを重ねたもの。
Technics SL-1200の肖像 ターンテーブルが起こした革命」にその背景は詳しく書かれていました。
僕自身もSL-1200はDJ用だから音はそれなりだろうと思っていましたが、使ってみてその音質の良さとセッティングの容易さに驚きました。

その2へ続きます。