安価なUSBケーブルを比較試聴してみた

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レイアウト変更後、DJ用オーディオ・インターフェース(I/F)のUSBケーブルの長さが足らなくなったためケーブルを買い換えるついでに数種類を比較試聴してみました。

結論:意外と変わる

デジタル用ケーブルはデータを転送するだけなので大して変わらないだろうと予想していたのですが、意外と変わるもんですね。
特にワンコインでお釣りが来るほど安いハーモネット ブレイドが良かったです。

環境

まずは筆者の環境です。(今回はDJブース用なのでいつものビンテージオーディオ群ではありません)

  • オーディオI/F:TRAKTOR AUDIO 6
  • スピーカー:KRK ROKIT RP5 G2
  • パソコン:Apple MacBook Pro 15”(MR942J/A)
  • USBハブ:Satechi Type-C アルミニウム Proハブ

比較試聴したUSBケーブル(いずれもコネクタはA-B)は以下の4本。

  • オーディオI/Fに同梱されていた純正USBケーブル
  • エレコム オーディオ用USBケーブル(DH-AB20
  • ハーモネット ブレイド USBケーブル(HUC-BD2AB-2MS
  • オヤイデ電気 USBケーブル(d+USB/0.7

このうちエレコムとハーモネットが新しく購入したものです。

USBケーブル比較試聴

純正USBケーブル

画像名

TRAKTOR AUDIO 6に付属しているNative Instruments社のデフォルトのケーブル。
デフォルトは良くない印象が多いですが、比較試聴してみると意外と良かったです。
高〜低音までよく出ますが、若干暗いかな〜といったところ。
こだわりがなければこれでも十分だと思いました。(長さが足りていたら筆者はこれを使い続けていたと思います)

エレコム オーディオ用USBケーブル(DH-AB20)

画像名

オフィス用サプライ製品を開発・販売しているエレコムが、わざわざ「オーディオ用」と銘打ってリリースした商品。
プラグはゴールド×ネイビー、パッケージも高級感漂う仕上がりです。

画像名

重さは76g(2m)、被覆は布のようなもので編まれています。
見た目よりも取り回しやすいです。

一聴して「丸いな〜」という印象で、良く言えば優しく大人しい、悪く言えばエッジがなく、平面的な感じでした。これをフラットと表現すべきかは迷う所です。
スタジオのように長時間聞き続けるにはいいかも知れませんが、筆者の好みではありませんでした。

ハーモネット ブレイド USBケーブル(HUC-BD2AB-2MS)

画像名

電線やネットワーク製品を扱う協和ハーモネットが販売しているUSBケーブル。
こちらは特にオーディオ用とは銘打たれていませんが、前述のエレコム製ケーブルのレビューに「ハーモネットがいい」と書かれていたので購入してみました。

画像名

重さは68g(2m)、被覆はエレコム同様、布のようなもので編まれています。2色で編まれていて、こちらの方が高級感があるような編み方です。
見た目よりも非常に取り回しやすいです。

価格は2mで¥500以下と、かなり安いのですが、これが意外なほど良かったです。
適度に抑揚がありメリハリも十分、会場のスケール感や立体感の表現も◎。
フラットとは言えませんが、これは好みの音質でした。

オヤイデ電気 USBケーブル d+USB/0.7

画像名

鮮やかな緑が印象的なオヤイデ電気のUSBケーブル d+USB。
暗いDJブースでも見やすい色ですが、きしめん形状は取り回し難いです。

試聴した感じでは奥行きや厚みがあると思いました。
ただ、響きや余韻がイマイチで、やや低音が暗い傾向にあります。

まとめ

最後のオヤイデは価格帯もターゲットも全然違うため、比較はあまり意味がなかったかも知れません。 その他のケーブルについては、それぞれ特徴があると思いました。

オーディオ用は何でもかんでも高い傾向にありますが、安価なケーブルでも十分使い所はあると思います。
いろいろ試してみるのも悪くはないものですね。